戦闘機のコクピットに座れちゃう!?百里基地 広報資料館の一般公開に行ってきた!
お盆過ぎて若干涼しくなった今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
さて今回、航空自衛隊百里基地の広報資料館の一般公開に行って来ました!
基地の生い立ちは物凄いレアなものまで色々見てきましたので、今回お伝えしようと思います。
・普段は見れない広報館の一般公開
百里基地の広報資料館は基本的に一般公開されていないそうで、航空祭の時も一般には公開されないそうです。
通常はいる場合は10名以上で事前手続きを踏んでからではないと見れないそうです。
今回は夏休みの特別イベントという事で、事前手続きなしで一般公開するという事で行ってみました。勿論無料です。
・基地の生い立ちやちょっとマニアックなものまで色々見れる!
広報資料館は2階建てで1階に基地の概要や歴史についての資料がありました。
資料の中にちょっと面白いものがありました。
こちらのMIG-25銘番と呼ばれるものです
戦後日本の国防の歴史の中で最も重大なニュースであるベレンコ中尉亡命事件で中尉が亡命のため乗ってきたMIG-25を解体調査を百里基地で行った事際に隊員の努力を添える為に当時の基地司令が記念に残したものだそうです。
ベレンコ中尉亡命事件 - Wikipedia
冷戦真っ只中の当時、アメリカでも詳細な情報は知らなかった旧ソ連の最新鋭機であるMIG-25がまさか稼働状態で日本に入ってきたため、調査中に突発な事態が起こらないようにソ連に返還されるまでの間、24時間昼夜問わずの厳戒態勢で調査が行われたそうです。
説明を聞いてて、そりゃ疲れるは・・・と納得しました
他にも20㎜バルカン砲の本体や救難隊の装備も展示していました。
その他歴代の基地配属の機体のプラモデル等も飾ってありました。
見るだけでも結構面白い展示が多かったです。
また隊員の方が丁寧に説明してくれてとても分かりやすかったです。
・F-4のコクピットに座れる!?
2階のにはなんとF-4戦闘機の実際のコクピット部分に座る事が出来るブースがありました!
最初は飾ってるだけかと思ったのですが、隊員の方に聞いてみると「どうぞ座ってみて下さい」と言われたので座ってみました!
操縦桿や計器類、シート、キャノピーは実際に使用されていたモノだそうです。
座ってみてまず感じたのが、「エスコンで見てた世界のまんまだー!」という事です(笑)
展示用とはいえ実際の戦闘機で使用したシートに座って、実物の計器を見ながら同じ視点を味わえるのは格別の体験でした!
操縦桿も持ってみると本当に乗ってる気分になります。
意外だったのが、シートの座り心地が思いのほか良い事でした。
もっと硬いのかな…イメージしてましたが高級な椅子のように背中をしっかり包み込んでくれます。
・外には実際に運用した戦闘機も展示されている
広報資料館の外には、既に退役した機体が展示されていました。
近くまで寄って機体を見ることが出来ます。
コクピット近くまで階段で上がってみることが出来ます。
航空祭でもここまで近くに寄ることは出来ないので、中々貴重な体験でした。
近くで見ても戦闘機はカッコいいですねー!
・航空祭とは違った別の楽しみがあった!
今回初めての試みだったそうですが、とても楽しめました。
航空祭と違って、人もあまりおらずゆっくり資料に目を通すことが出来ました。
今回以降も定期的に開催していく予定と仰ってましたので、是非興味ある方は機会が有れば行ってみて下さい!
尚今年の百里基地航空祭は12月1日(日)に行われるそうです。
今年の航空祭が日本でF-4EJ改が飛行する最後の航空祭になるそうで、今色々企画を検討しているそうです。
今年も勿論行こうと思っています。天気が良ければ良いなーと今から願っています
その他のイベントも百里基地のHPでお知らせしているそうなので、随時チェックされると良いでしょう。
イベントについて→広報 / 百里基地 -HYAKURI AIR BASE- | [JASDF]航空自衛隊