あのバイクまで乗れちゃう!? AT限定大型二輪免許が変わるそうです!
7月も終わろうとしているのに梅雨が明ける気配が見えない今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
さて昨日バイク業界で法規制にかかわる情報が回ってきました。
細かい事は省略しますが、現在設定されているAT限定の大型二輪免許で乗ることが出来るバイクの排気量の制限が撤廃されるとの事でした。
これにより色々なことが変わってくるみたいなので、今回内容含めパパっとまとめてみました。
今後バイクの免許を取る方に参考にしてもらえれば幸いです。
・そもそもAT限定大型二輪免許とは?
バイクの免許区分で一般的には普通2輪車・大型2輪車と別れていると認知されていると思いますが、実はこれ以外にAT限定の普通2輪車・大型2輪車もあります。
今回お伝えするAT限定の大型二輪免許は650cc未満のAT二輪車に乗る事が出来る免許です。
ホンダのHPに詳しい解説が載っています→AT大型二輪免許 │ 二輪車免許を取ろう │ Honda
バイクにAT?と思われる方もいると思いますが、簡単にいうとスクーターがATの対象になります。
さらに大型バイクのAT車ってあるのか?という人もいると思われますが、少し前にスズキのスカイウェブ650とホンダのシルバーウィング(600cc)という大型スクーターがありました。(今は両方とも生産終了となって新車では手に入れられません)
因みに一般的なMTの大型2輪車の教習でもAT教習というのがあり、多くの教習所ではスカイウェブ650で教習を行います。
・改正で排気量制限が撤廃される
今回警察庁(警視庁じゃないよ)から改正内容に対する意見募集(パブリックコメント)として発表された内容では、改正で「今まで650cc未満と制限されていた排気量が無制限となります。」と記載されていました
なんで650cc以下に制限されていたかというとAT限定の大型2輪車の免許区分が出来た当時、市販されていたAT二輪車の最大排気量が650ccだった為だそうです(諸説あり)
今回の改正は今後増えるであろう電動の大型2輪車に対応すべく制度改正を行うとのことだそうです。
・どんなバイクに乗れるようになるの?
この改正でどんなバイクに乗れるようになるのか気になる方も多いと思います。
改正後に乗れるバイクをちょっと上げてみました。
因みに2019年7月時点で現行の免許制度で乗れる大型2輪車はヤマハのT-MAXかBMWのC650しかありません…
ホンダ
ホンダはDCT車両であればAT限定免許対応だそうです。
ゴールドウィング(TOURも含む)
アフリカツイン(アドベンチャースポーツも含む)
NC750S
NC750X
X-ADV
T-MAX
FJR1300AS
尚日本メーカーではスズキとカワサキは現状改正後に乗れそうなAT大型車は販売されてません…
海外メーカーでは
C650sport
C650GT
ざっと上げてみましたが、免許改正するとかなり乗れる台数が増える印象です。
ホンダに関してはスクータータイプ以外の車両が多くあるので選択肢が出来て流石ホンダだと思いました。
しかも1800ccのゴールドウィングまで乗れるようになるのは凄いと思いました(値段を気にしなければ)
・今後も免許制度の改定は進むと思う
今回はある意味マニアックなAT限定大型2輪が改定さる予定です。
メーカーからの聞き取りもあっての改定だと思いますが、私としては良い改定だと思います。
個人的には結構噂が上がっている原付の区分を50cc未満から125cc未満までに拡大して欲しいと思います。
これから電動バイクに向けた動きも活発に行われると思うので、いい方向に進んで欲しいと願っています。