長崎帰省紀第3話 西海の海に沈む夕陽を眺めながら、世界遺産 出津教会堂へ行ってきた
今年のお盆の帰省紀をこれまで2回お送りしましたが、3回目の今回は先日無事に世界遺産に登録された、長崎市外海町にあるカトリック出津教会堂を見に行ってきました。
こちらの出津教会堂は先月7月に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成遺産の一つとして世界文化遺産に登録されました。
公式サイト→長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
場所は長崎県の西彼杵半島の海側にあり、公共交通でのアクセスがあまり整備されていないため、行かれる際はレンタカーを借りていかれることをお勧めします。
長崎市内からだと車で40分くらいで着く場所です。
この出津教会堂の読み方ですが、「でつきょうかいどう」ではなく「いつきょうかいどう」でもなく「”しつ”きょうかいどう」と読みます。
初めて読む人にはちょっと読みにくいかもしれません…
また構成遺産としては教会堂自体ではなく、教会堂を含めた出津集落が構成遺産として認めらています。
出津集落がある外海地区はキリスト教禁教時代から潜伏キリシタンが多くおり、厳しい弾圧を掻い潜って200年近くのキリスト教を進行していたそうです。
1879年にフランス人宣教師のド・ロ神父がこの地に赴任し、信仰の拠点となる出津教会堂を1882年に完成させました。
それから130年余りにわたり、この地は教会とともに歩んでゆき、晴れて先日世界遺産として登録されてきました。
・見学は可能なの?
教会堂内部は事前連絡すれば見学は可能です。
詳細はこちらをご覧ください→外海の出津集落|教会を訪れる|長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
但し、教会堂は世界遺産登録後も近隣の教徒の為のミサや葬儀等が開かれております。
その際は見学はできません。
また教会堂の敷地には観光客用の駐車場はありません。別途離れたところに観光客用の駐車場は準備されています。
見学される際は、必ず事前にご自身で連絡及び確認を取られるようにお願い致します。
また教会堂付近には一般のご家庭が住む住居がありますので、ごみのポイ捨てや器物の損壊等無い様にルール及び秩序を守った見学をお願い致します。
・教会堂の外観について
教会堂の外観についてですが、一般的な教会に比べ屋根が低い事が特徴です。
これはこの地区が海からの強風が入ってくる地形であり、台風の影響を受け難くするためだと言われております。
天井も一般的な2階建てくらいの高さです。
教会堂の横には鐘の塔があり、ちょうど18時を知らせる鐘が鳴らされていました。
教会の裏手にはこの教会堂の設立に尽力したド・ロ神父の像(もうお一方は判りません…)が立っていました。
そして聖母マリアの像も建っておりました。
また今回は教会守(教徒でありボランティアの方)のご厚意により特別に内部を見せていただけました。
勿論撮影は禁止なのでしておりませんが、お寺や神社とは違う独特の雰囲気を感じることが出来ました。
言葉では伝えることが難しいので是非見に行ってもらいたいです。
・近くに良い夕陽スポットがある
出津集落のすぐ近くに、道の駅夕陽が丘そとめという道の駅があります。
公式サイト→道の駅 夕陽が丘そとめ|長崎市 |
こちらは道の駅直ぐが海に面しており、西の海に沈む夕日を見ることが出来ます。
訪れた時間がちょうど日の入り間近という事で、多くの人がいました。
実家に帰省した際は暇があればここまで来るのですが、本当にきれいな夕陽が拝めます。
長崎の日の入りが大体夏だと19時前、冬で18時ごろと関東圏と比べるとだいぶ遅いです。
沖縄を除く本州では最も遅い日の入りが拝める場所になると思います。
また佐世保から長崎市内まで西彼杵半島を走る国道202号線は、西側の海沿いを走るのでサンセットロードとも呼ばれ、天気のいい日には綺麗な夕陽を拝めながら走ることが出来ます。
信号も少なく、程よいワインディングが続きますので、ツーリングにもオススメな道です。
・そうだ、長崎に行こう
3回にわたってお送りしました長崎帰省紀ですが、如何でしたでしょうか。
今回お伝えしたスポット以外にも軍艦島や大浦天主堂などの世界遺産などの観光名所や、チャンポン・皿うどんが美味しいお店が沢山あります。
お時間が取れましたら、ぜひ一度足を運んでいただきたいです。
長崎帰省紀は帰省ついでにまた紹介したいところがありましたら、都度お伝えしようかと思います。
長崎帰省紀 第1話
flanker250rally.hatenablog.com
長崎帰省紀 第2話
flanker250rally.hatenablog.com