Flankerの見聞録

バイクとカメラと食った物を自分視点で語っていきます。

仕事と病気 病気に掛かる前にできること

仕事と病気 病気に掛かる前にできること

GWも終わり、これから夏に向かって暑く日々になってきました。

 

この春新社会人となった方も、1か月たって色んなことを経験していると思います。

その中で楽しいことも有れば、楽しくないこともあります。

会社入って楽しくないこと続きで仕事を変えたいと思っている人もいると思います。

今回は私が社会人になってから病気に罹った際に感じたことを書きたいと思います。

 

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私は大学院卒業後自動車関連の企業に入社して早6年経ちます。

入社したての頃は判らないことばっかりで遮二無二仕事をしていました。

給料も普通くらいは貰えているし、福利厚生も悪くはなかったので特に不満なく働いていました。

 

事が起こったのが入社して4年目の10月でした。

とある部品の不具合が起きてその対処に当たることになりました。

不具合の原因が客先による私たちの想定外の使用によるものでした。

担当者間で話すと、客先のほうでは当初の取り決め以外の無理な使い方をしてしまったので、直ぐに対処して欲しいという意思はなく可能であればというスタンスでした。

 

普通であればじっくり検討して客先と連携を取りながら対応を進めればよかったのですが、当時の上司は”年末までに客先の要求を満足するものを作れ”と指示を出してきました。

それから11月、12月と朝から日付が変わる前まで、時には日を跨ぐまで対処にあたり、毎朝進捗を確認させるという事を行いました。

残業時間はそこそこ規模が大きい会社なので労働組合があり、組合との協議している時間一杯の60時間までやっていました。

 

そして12月入ったある日、朝の進捗方向が終わった後、顔面の左半分が急に痺れてきました。

なんの前触れもなく痺れが襲ってきたので、同じ仕事をしていたグループのリーダーに相談したところ、直ぐに医者に診てもらえ!と言われ、ちょうど産業医が来社する日だったので産業医に話をすると、直ぐに脳神経外科の紹介状を書くから直ぐに診てもらいなさい!と言われました。

産業医の指示もあり、半休で脳神経外科を受診して、脳梗塞の疑いも有る為MRIを撮りました。

診察の結果、脳梗塞の疑いはなかったのですが、痺れの原因は特定できずのままでした。

 

翌日、顔の痺れが今度は痛みに変わっていました。最初のうちは我慢できたのですが、だんだん酷くなる一方で、市販の痛み止めを飲んでなんとかしのいでいる状態でした。

前日の診察の聞き取りもあり、再び産業医の先生と面談した際に痛みになったと言うと今度は別の病院の紹介状を書いてくれました。

別の病院に行って、そこで事の経過を話すと医師からは「帯状疱疹ウイルスによって、顔の神経が傷つけられてしまい痛みが出ているだろう」と診断されました。

 

帯状疱疹とは子供の時に掛かった水疱瘡のウィルスが大人になって、色んな要因で発疹が発生し、治療が遅れると激しい痛みを伴う神経痛が襲う病気です。

katei-igaku.jp

体の半分左右どちら側に発生し、一般的には背中やわき腹付近にできやすいようですが、私の場合は運悪く顔面の太い神経が攻撃されて左顔面に激しい痛みがでる稀なケースに当たってしまったようです。

 

それからまずウィルスを抑える薬を飲み始めましたが、その間も傷ついてしまった神経から激しい痛みに襲われました。

処方箋で貰った痛み止めもそんなに強い成分では無いため、我慢する必要がありましたが耐えがたい痛みでもあり、過呼吸を併発してしまい仕事中に倒れることも有りました。

日常生活にも支障が出るほどの痛みだったので、当時通院していた病院の先生にどうにかして欲しいと相談したところ、ブロック注射を勧めて貰い、実施してもらうため大学病院の紹介状を出していただきました。

ブロック注射とは、神経本体に麻酔を打って痛みを抑える治療法です。

ヘルニアの治療として使われることが多いです。

toutsu.jp

紹介状を出してもらった大学病院でブロック注射を打ち、今まで飲んでなかった強めの痛み止めも貰いました。

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今も飲んでる薬

強力な薬は効果は絶大ですが、副作用も強いものです。

メインで飲んでるリリカは副作用として、眩暈や眠気、意識消失等かなりキツイ副作用があります。

貰って最初の頃は容量が推奨されている最大容量まで飲んでいたので、仕事もままならない時もあり、仕事中に倒れることもしばしばありました。

 

そんなこんなで投薬治療を続けて早2年すぎて、今では薬の量もかなり少なくなってきましたが、それでも薬を飲まないと痛みが我慢できない生活を続けています。

仕事のほうは産業医からの指示で就業制限を掛けられ、仕事の内容をかなり抑えられていました。

お陰で仕事を続けながら治療を続けられて、回復させる方向に向かわせることが出来ました。

 

ここまで読んでいただいて、病気になる前に仕事辞めて別の仕事探せば良いのでは?や病気なら無理して仕事はせずに仕事辞めて治せばいいのでは?とういう意見が出てくると思います。

 

私も掛かるまではそんな事を思っていた時もありました。

しかし病気に掛かってから、”病気はいつ襲ってくるかわからない”、”何時直るかわからない病気を持っているのに、収入を失うことはできない”という医療保険のよくあるセリフを実感できました。

 

社会人なりたての時は医療保険とかはなー…と考えていましたが、今では満更でもないなと思いました。

車の任意保険は任意とはいえ必須なものとなってますが、医療保険も同じようなものだなーと思ってます。

何処の保険がオススメかは人それぞれありますので、各々の目的に沿ったものに入っておくのが良いでしょう。

 

また会社を辞めるというタイミングも重要でしょう。

勇み足で辞めてやる!っとは言わずに病気に罹った時に業務を調整できるようにしてもらう方法を取り、治療しつつ仕事を続ける事がベターな選択だと私は思います。

特に医者を味方につければ、大抵の会社は調整してくれるとは思います。

 

もちろんこれはケースバイケースなので、もし調整できなければ辞めてしまうのも一つの手でしょう。

ただしその時はしっかりその後の事を考えてから、行動に移しましょう。

残念ながら今の世の中お金なしに病気を治すことはほぼ出来ないことですから…

傷病手当等、手続きをしっかりとれば仕事をしなくても手当を頂ける方法もあるので、そういうものを活用しながら、病気と向き合って行きましょう。

病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

今回は重い内容になりましたが、5月という時期もあるので書いてみました。

病気罹って、色々知らなかったことを知ることもできたので、都度書いていこうかと思います。