ETC二輪車ツーリングプラン2018年版の使い方について考える
去年から始まった「ETC二輪車ツーリングプラン」ですが、今年からエリアと開始時期を早めて4月27日からスタートすることになりました。
2018年版は開始を4月27日から開始になり、さらに対象コースも関東圏から中部関西、九州と対象地域とコースが増えました。
関東圏のコースだけをみれば、昨年まで適応範囲外だった福島や諏訪、静岡まで範囲が広がりました
しかしながら対象エリアの拡大により今年からコースによって値段や利用期間がかわります。
①関越道・上信越道・中央道コース:利用期間2日間で4000円
④首都圏・東名・中央道コース:利用期間2日間で3000円
昨年は全てのコースで利用期間2日間で2500円でしたので、対象エリアが広がったとはいえ値上がではと思えてしまいます…
更に今回のエリアでは私としては非常に困った事態になっていることが判明しました。
それがこの拡大したエリア。
丁度①と②の境目にあたるエリアです。
北関東道:前橋南~佐野田沼間
圏央道:白岡菖蒲~坂戸間
ビーナスラインや富士山周辺に行こうと思って①のコースに応募しても前橋南か坂戸まで下道行く、または高速を一旦降りてまた乗り直す必要があります。
ここで往復での高速料金と移動時間を比較してみます。
行きは宇都宮上三川ICを6:30に出発
帰りは佐久南ICを14:30に出発するとします。
①プランを登録せずにそのまま行く場合:片道2340円・往復4680円
②プランを登録して前橋南まで高速を使い、いったん降りて入り直して佐久南に向かう場合:宇都宮上三川~前橋南間は片道1670円、往復では6720円(内訳:プラン料金4000円+プラン外の高速料金1360円×2【往復分】)
料金的に比較すれば、③のプラン対象エリアまで下道を使った方が最も安いです。
しかし時間比較すると結果は変わってきます。Googleマップで検索してみると
①では行きは1時間40分~2時間10分、帰りは1時間40分~2時間20分
②では前橋南インターの乗り降りがあるだけなので①とほぼ同じ行きは1時間40分から~2時間10分、帰りは1時間40分~2時間20分
という検索結果になりました。
時間比較すれば高速の乗りっぱの①②が速いです。まあ判りきったことですが…
料金・時間を比較し総合的に判断すれば、①のプランを使わず高速乗りっぱの方が良いでしょう。
ツーリングプランの注意書きにも書いてますが「ご利用される日時・区間によっては、通常料金およびETC時間帯割引の方が安価な場合があります」とあるので、使う際はしっかり考えて使う必要があると思います。
ではどこで使うか!?
かなーり限定されていますが、平日に磐梯吾妻スカイラインに走り行く際に東北道を使う時はツーリングプランを使った方が安くなります。
これなら高速料金が以下の通りになります。
帰りの場合:福島飯坂→矢板間が3000円
往復合計で5700円となりツーリングプランの方(3日間で5000円)の方が安くなります。
ただし、休日の場合は休日割引の方が安くなります。(往復合計で4000円)
昨年から始まっているこのツーリグプランですが、放射状に延びた各高速道路の起点付近の首都圏在住のライダーにはかなりお得なプランです
しかしながら、中間点である北関東3県在住のライダーには使いどころが難しいプランでもあります。
色々言いたいことがあるのですが来年以降のプラン継続、そのあとに続くであろう高速道路の二輪車専用料金制定にむけても頭をひねって活用していこうと思います。
とにかくライダーの皆さん!ツーリングプランを活用して日本を走りましょう!